日本宗教連盟 第5回宗教文化セミナー 宗教者が担う社会活動 ―宗教教誨師、チャプレン、臨床宗教師の現場から―
※お蔭をもちまして、本セミナーは盛会のうちに終了いたしました。
多数のご参加を賜りありがとうございました。
日本宗教連盟 第5回宗教文化セミナー
宗教者が担う社会活動
―宗教教誨師、チャプレン、臨床宗教師の現場から―
開催趣旨
私たちは、常日頃から様々な社会活動に支えられて快適な生活を送っています。たとえば、企業や自治会など各種団体が行う清掃活動や環境保全活動、小学生の通学を見守る交通指導員や町の安全を見回る消防団などが一般的によく知られています。一方、身近なところでは行われていない活動ですが、人々のこころを支える大切な社会活動の一端を宗教者が担っています。
一つは「宗教教誨師」と言われる活動です。「教誨」とは、様々な理由から罪を犯してしまったために矯正施設に入っている人々に対して、民間の篤志の宗教者がそれぞれの教えに基づいて、一人ひとりのこころの葛藤に寄り添い、罪の自覚と反省を促しながら改善更生へと導く活動をいいます。矯正施設では一人ひとりの信教の自由が尊重され、宗教行事に参加できるようになっており、要望があれば宗教教誨が提供されます。守秘義務があるため一般に知られていませんが、社会復帰に寄り添う地道で大切な活動です。