公益財団法人 新日本宗教団体連合会

I.新宗連の目的―信教の自由・宗教協力・世界の平和

公益財団法人新日本宗教団体連合会(新宗連)は、昭和26(1951)年10月17日に結成された新宗教団体の連合会。平成25年4月現在、64団体が加盟しています。新宗連は、「信教の自由を守ろう」「宗教協力を進めよう」「世界の平和に貢献しよう」をスローガンに掲げ、多彩な活動を展開しています。全国を11のブロックに分けて総支部を置き、その傘下に56協議会を組織し、それぞれ地域に根ざした宗教協力活動を推進しています。

新宗連の目的は、「定款」につぎのとおり掲げられています。「この法人は、信教自由の精神を高揚し、宗教団体の公益活動を支援することにより、豊かな人間性の涵養とより良い社会の形成に寄与し、もって世界平和の実現に貢献することを目的とする」

 

II.新宗連の事業―豊かな人間性の涵養・より良い社会の形成

新宗連は、上記の目的を達成するため、つぎの事業を進めています。

①信教の自由の尊重並びに擁護のための調査研究及び普及啓発事業

②宗教団体の宗教活動の推進に関する調査研究及び普及啓発事業

③宗教団体相互の協力によるより良い社会形成の推進に関する調査研究及び普及啓発事業

④その他この法人の目的を達成するために必要な事業

これらの事業は、各委員会・機関、新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会)、総支部・協議会の各活動をとおして、また日本宗教連盟をはじめ、関連する諸団体と協力しながら推進されています。新宗連が推進する公益事業は、下記11事業にまとめられています。

講座事業/セミナー事業/インターネットによる情報提供事業/機関紙の頒布事業/普及啓発事業/青年育成事業/専門委員会事業/研究事業/相談事業/人権啓発事業/宗教協力事業

 

新宗連は、評議員会と理事会によって運営されています。評議員は17名以上25名以内で任期は4年。理事は17名以上25名以内で任期は2年。監事は2名以上3名以内で、任期は4年です。

初代の理事長はパーフェクトリバティ教団第二代教祖・御木徳近氏、第二代理事長は立正佼成会開祖・庭野日敬氏、第三代理事長は松緑神道大和山教主・田澤康三郎氏、第四代理事長は円応教教主・深田充啓氏。第五代理事長は立正佼成会会長・庭野日鑛氏、第六代理事長は解脱会法主・岡野聖法氏。

III.新宗連のあゆみ

新宗連は、結成10周年を迎えた昭和36年、宗教団体の社会的責任や役割をテーマに「教団人セミナー」を開催して以来、相互の学び合いと平和への実践活動を進めてきています。

結成40周年(平成3年)を契機に地球環境保全運動に着手する一方、平成18年には「自殺防止プロジェクト」を設置し、全国で学習会を開催し、キャンペーンを行ってきました。

また、平成21年、脳死・臓器移植、代理出産、出生前診断などを考える『生命倫理ノート』を刊行し、生命倫理問題に取り組んでいます。

公益財団法人に移行してからは、「現代社会と『信教の自由』公開講座」や「宗教法人研究会・公開シンポジウム」など、広く一般に開かれたシンポジウムなどを開催しています。

さらに新宗連は、国際救援基金を設け、国内外の自然災害などによる被災者への緊急救援を行っています。

 

新日本宗教団体連合会ホームページ http://www.shinshuren.or.jp/