公益財団法人 全日本仏教会

 公益財団法人全日本仏教会は、1900(明治33)年明治政府の宗教統制に反対して結成された「仏教懇話会」に淵源を持ち、「大日本仏教会」「日本仏教連合会」等を経て、1957(昭和32)年に財団法人全日本仏教会となりました。さらに2012(平成24)年4月1日公益財団法人に移行し、今日に至っています。

 

Ⅰ.当財団の目的

当財団は、仏陀の和の精神を基調とし、相互の緊密な連絡提携のもとに、全国の各種仏教運動に全一性と計画性をもたせ、真に時代に即応する活発な全一仏教運動の展開と仏教による国際文化の交流を促進し、もって、仏教文化の宣揚と世界平和の進展に寄与することを目的に、事業を展開しています。

 

Ⅱ.当財団の運営

当財団の運営の中心は、評議員会(評議員10名以内)と理事会(理事20名以内)です。

また、当財団の事業が時代に即応した内容となるための精査と検証の場として、当財団を構成している加盟団体による宗派代議員会議と都道府県仏教会・仏教団体代議員会議を設置し、定期的に会議を開催しています。加えて、社会問題や人権問題、環境問題、国際交流の課題等々について、調査・研究・提言等を検討する専門委員会等の機関を設置し、公益目的事業計画等に反映するための活動を進めています。

 

Ⅲ.伝統仏教の連合体として

日本伝統仏教の主要な59宗派をはじめ、都道府県仏教会、仏教団体合せて105の団体が当財団に加盟しています。

日本には、伝統仏教の寺院・教会・布教所等が現在7万余りあり、それらの多くは、いずれかの宗派(教団)に属しています。当財団に加盟している宗派や都道府県仏教会に属している全国の寺院数は、その9割以上を占めています。

 

Ⅳ.公益財団法人の活動

従来より、当財団は不特定・多数の人々に向けた事業を進めてまいりましたが、公益財団法人に移行して、さらに国内外の人々と社会に向けた事業を展開してまいります。

救援基金を常設し、関係団体との連携のもと支援体制を整え、突然想起する国内外の自然災害や人権・命に関わる支援を行い、仏陀の教えの実践をめざします。  海外の仏教徒や諸宗教との交流・関係促進のため、WFB(世界仏教徒連盟)の唯一の日本センターとして活動をしています。

 

公益財団法人全日本仏教会ホームページ http://www.jbf.ne.jp