日本宗教連盟主催・第4回宗教法人の公益性に関するセミナー 持続可能な開発目標「SDGs」入門講座

日本宗教連盟主催・第4回宗教法人の公益性に関するセミナー

持続可能な開発目標「SDGs」入門講座

―社会と共に歩む宗教者であるために―

<併催:米国信教の自由に関する大臣会議出張報告>

※お蔭をもちまして、本セミナーは盛会のうちに終了いたしました
 ご参加を賜りありがとうございました。

【セミナー:SDGs入門講座・要旨】

私たちの平和を希求する思いや祈りとは裏腹に、世界の各地では今なお様々な要因による紛争が絶えないばかりか、核兵器の問題やエネルギー問題、環境問題、食糧問題、貧困問題などが山積しております。

国連が2030年までの達成を呼びかけている「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」は17のゴールのもと、169のターゲット、232の指標から構成されています。それらは、多様性と包摂性のある社会の実現、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)社会を目指し、各国政府や市民社会、民間セクターを含む様々な主体が連携して取り組むことが求められています。

宗教界では、これまでも様々な取り組みをしてまいりました。環境保全の一例として、「鎮守の杜」を守り育てることで豊かな大地をつくり、その恵は川を通じて海を育てるという取り組み。あるいは、東日本大震災を契機として、一人ひとりが節電に心がけ環境に優しいエネルギー資源の利用を推進する取り組みなど。近年では、お寺の法要のお供物を必要な方々におすそ分けする「おてらおやつクラブ」の活動や、性的少数者(いわゆるLGBT)の方々に対する配慮など、貧困やジェンダーに関する問題への取り組みも始まっています。これらはSDGsの目指す方向性に添うものともいえます。

このたびのセミナーでは、SDGsの入門講座として基礎・概要を学びます。国際社会でどのような活動が求められているのか、私たちには何ができるのか、SDGsを「自分の事」として捉えて行動する一歩を踏み出すために、皆様と考えてゆきたいと存じます。

 

【併催:米国信教の自由に関する大臣会議出張報告について】

昨年、駐日米国大使館を通して、米国国務省から日本宗教連盟役員へ、同省主催の国際会議「2018 Ministerial to Advance Religious Freedom」への参加の招請がありました。平成30年7月24日と25日に開催された同会議と関連イベントには、米国国務省が世界各国のNPO団体等にも参加を呼びかけており多数が参加するなか、一部地域における信教の自由に関する厳しい現状が報告されました。日本宗教連盟では、同会議に幹事を派遣しましたので、その報告をいたします。

日 時    平成31年3月28日(木) 17時~19時

会 場    明照会館4階 第一会議室

      東京都港区芝公園4-7-4

日 程    17:00~ 開会 (16:30受付開始)

          17:05~ 併催:米国国務省の信教の自由に関する大臣会議 参加報告(20分休憩10分)

                     報告者 戸松義晴・日本宗教連盟幹事

          17:35~ セミナー:持続可能な開発目標「SDGs」入門講座(60分)

                     甲木浩太郎・外務省国際協力局地球規模課題総括課長

          18:35~ 講師への質問(聞き手:戸松義晴幹事)(20分)

          19:00  閉会

参加者    参加費無料・先着順(定員40人) ※どなたでも参加できます。

参加申込  日本宗教連盟事務局に3月26日までにお申込ください。

日本宗教連盟事務局:〒105-0011東京都港区芝公園4-7-4 明照会館内

Tel:03-3432-2807/Fax:03-3432-2800/Eメールはこちらをクリック

※Eメールでお申し込みの場合は、件名に「第4回公益性セミナー申込み」と明記してください。

アクセスマップ

日本宗教連盟 創立70周年記念シンポジウム 宗教を現代に問う ―宗教への提言―

※お蔭をもちまして、本シンポジウムは盛会のうちに終了いたしました。
多数のご参加を賜りありがとうございました。

日本宗教連盟 創立70周年記念シンポジウム

宗教を現代に問う

―宗教への提言―

開催趣旨

昭和21(1946)年6月2日創立の日本宗教連盟は、平成28年度に70周年の節目を迎えました。振り返ると、この70年の歴史のなかで宗教界をとりまく社会は、大きな変化をとげ、価値観も多種多様となってきました。人々の生活の基盤ともいえる「家族」という観念も変わり、死生観も多様化して個人化が進み、人々の宗教への意識も変わってきました。

しかし宗教は数千年にわたり、人々の生活の指針となり、心のよりどころとなってきた歴史があります。人類の叡智ともいえる宗教は、たとえば東日本大震災などで大切な人を亡くした人々のやるせない思いに寄り添い続けています。ともすれば消えてしまいそうな地域の結びつきを、地域の祭りや宗教に根差した伝統行事などの持つ力が、ふたたび地域社会における人々の紐帯を強め、地域社会の活性化を促す役割をはたしていることも事実です。
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日本宗教連盟 第5回宗教文化セミナー 宗教者が担う社会活動 ―宗教教誨師、チャプレン、臨床宗教師の現場から―

※お蔭をもちまして、本セミナーは盛会のうちに終了いたしました。
多数のご参加を賜りありがとうございました。

日本宗教連盟 第5回宗教文化セミナー

宗教者が担う社会活動

―宗教教誨師、チャプレン、臨床宗教師の現場から―

 

開催趣旨

私たちは、常日頃から様々な社会活動に支えられて快適な生活を送っています。たとえば、企業や自治会など各種団体が行う清掃活動や環境保全活動、小学生の通学を見守る交通指導員や町の安全を見回る消防団などが一般的によく知られています。一方、身近なところでは行われていない活動ですが、人々のこころを支える大切な社会活動の一端を宗教者が担っています。

一つは「宗教教誨師」と言われる活動です。「教誨」とは、様々な理由から罪を犯してしまったために矯正施設に入っている人々に対して、民間の篤志の宗教者がそれぞれの教えに基づいて、一人ひとりのこころの葛藤に寄り添い、罪の自覚と反省を促しながら改善更生へと導く活動をいいます。矯正施設では一人ひとりの信教の自由が尊重され、宗教行事に参加できるようになっており、要望があれば宗教教誨が提供されます。守秘義務があるため一般に知られていませんが、社会復帰に寄り添う地道で大切な活動です。
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